【肺がん:二次治療】「タルセバ」vs「化学療法」

プラチナダブレット治療後に病勢が進行した人は、標準的な化学療法の代わりに「タルセバ」を選択しても無増悪生存期間の延長は期待しにくい。

試験では、「タルセバ」治療を受けた人の半数は5.3ヵ月以上、増悪なく生存したが、標準的な化学療法(ペメトレキセドまたはドセタキセル)を受けた人との差はなかった。

タルセバ」治療を選択することで、皮疹(0%→5%)、下痢(0%→3%)を経験するリスクが高まり、脱毛症(1%未満→0%)を経験するリスクは低くなる。(  )内は、試験において有害事象(グレード3または4)を経験した人の割合。

【発表】

2012年1月24日

【試験名】

TITAN(Phase 3)〔NCT00556322

【原著】

Lancet Oncol. 2012;13:300-8. [PubMed:22277837]