【肺がん:二次治療(PFS)】「イレッサ」vs「タルセバ」

WJOG5108L(JCO)                        

進行肺腺がんと診断され、1ライン以上の化学療法を受けたことがある人が次の治療を考える場合、「イレッサ」治療を選択しても「タルセバ」治療を選択した場合に劣らない無増悪生存期間は期待しにくい。

タルセバ」治療を選択した人の18.1%がグレード3以上の皮疹を経験し、「イレッサ」治療を選択した人では2.2%と低率であった。グレード3以上のALT上昇、AST上昇は「イレッサ」治療を選択した人で多く、それぞれ6.1%と13.0%の人が経験した。「タルセバ」治療ではそれぞれ2.2%と3.3%であった。

【発表】

2016年3月28日

【試験名】

WJOG5108L(Phase 3)〔UMIN000002014

【試験実施国】

日本

【原著】

J Clin Oncol. 2016 ;34:3248-57. [PubMed:27022112]

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