【肺がん:一次治療】「S-1+シスプラチン」vs「ドセタキセル+シスプラチン」

初めての化学療法を選択する場合、「S-1シスプラチン」治療は、「ドセタキセルシスプラチン」治療に劣らない生存期間の延長を期待できる。

S-1シスプラチン」治療は、発熱性好中球減少症(1.0% vs 7.4%)、グレード3以上の好中球減少症(22.9% vs 73.4%)、グレード3以上の感染症(5.3% vs 14.5%)、グレード1または2の脱毛症(12.3% vs 59.3%)が「ドセタキセルシスプラチン」治療より現れる可能性が低いことが期待できる。

生活の質も「S-1シスプラチン」治療を選択した方が良好となることが期待できる。

【発表】

2015年4月23日

【試験名】

TCOG0701 CATS(Phase 3)〔UMIN000000608

【原著】

Ann Oncol. 2015;26:1401-8. [PubMed: 25908605]

【さらに詳しく】