【膵がん:一次治療(追跡期間中央値:29.8ヵ月)】「S-1」vs「ゲムシタビン」

GEST(J Cancer Res Clin Oncol)                  

初めての治療を考える場合、「S-1」治療の選択によって標準治療の「ゲムシタビン」治療に劣らない生存期間が期待できる。「ゲムシタビン」治療への「S-1」の上乗せを選択しても生存期間の延長は期待しにくい。

試験では、「ゲムシタビン」治療を受けた人の生存期間は8.8ヵ月であったの対し、「S-1」治療を受けた人の生存期間は9.7ヵ月、「S-1ゲムシタビン」治療を受けた人の生存期間は9.9ヵ月であった。

【発表】

2017年2月16日

【試験】

GEST(Phase 3)〔NCT00498225

【実施・参加国】

日本、台湾

【原著】

J Cancer Res Clin Oncol. 2017;143:1053-1059. [PubMed:28210843]

【こちらの図鑑も合わせて見る】