切除可能なHER2陽性乳がんと診断され、手術後にリンパ節転移が認められたか、再発リスクが高いと判断された女性は化学補助療法後に「ハーセプチン1年投与による術後補助療法」を選択することで10年無病生存率、12年生存率の向上が期待できる。
「ハーセプチン2年投与」を選択しても「ハーセプチン1年投与」を選択した場合と効果は変わらない。
【発表】
2017年2月16日
【試験名】
HERA(Phase 3)〔NCT00045032〕
【原著】
Lancet. 2017 ;389:1195-1205. [PubMed:28215665]
【こちらの図鑑も合わせて見る】
- 【HER2陽性乳がん:術後治療(2年DFS)】「化学療法→ハーセプチン」vs「化学療法→経過観察」
- 【HER2陽性乳がん:術後治療(3年DFS)】「化学療法→ハーセプチン(1年投与)」vs「化学療法」
- 【HER2陽性乳がん:術後治療(4年DFS)】「化学療法→ハーセプチン」vs「化学療法→経過観察」
- 【HER2陽性乳がん:術後治療(8年DFS)】「化学療法→ハーセプチン 2年投与」vs「化学療法→ハーセプチン 1年投与」
【さらに詳しく】