「カルボプラチン+ゲムシタビン」治療を考える場合、「カルボプラチン」を治療初日ではなく、治療開始から8日目に投与しても奏効率の向上は期待しにくい。
試験では、「カルボプラチン」投与を治療初日に受けた人のうち29.2%、治療8日目に受けた人では22.2%奏効が得られたが治療間に差はなかった。生存期間は「カルボプラチン」投与を治療初日に受けた人では348日、治療8日目に受けた人では445.5日であった。日本の試験。
グレード3以上の好中球減少症、血小板減少症、貧血は、「カルボプラチン」投与を治療初日に受けた人では56.0%、72.0%、36.0%の人が経験した。8日目に投与した人ではそれぞれ33.3%、25.9%、14.8%の人が経験した。
【発表】
2011年9月6日
【試験名】
JACCRO LC-01(Phase 2)
【原著】
Chemotherapy. 2011;57:357-62. [PubMed:21912118]