【肺がん:維持療法(OS)】「ペメトレキセド」vs「プラセボ」

ペメトレキセドシスプラチン(4コース)」終了後に増悪がなかった人は、「ペメトレキセド」による維持療法を選択することで、無増悪生存期間だけでなく、生存期間の延長が期待できる。

試験では、「ペメトレキセド」による維持療法を受けることで生存期間が11.0ヵ月から13.9ヵ月に延長(p=0.0195)。

ペメトレキセド」による維持療法を選択することで、グレード3または4の貧血、倦怠感、好中球減少症が現れる可能性が高くなる。

この最終結果に基いて、米国では2012年10月に「ペメトレキセド」の「continuation maintenance」が追加承認された。Continuation maintenanceとは、一次治療に用いた治療薬の1つをその後の維持療法として継続する治療。

【発表】

2013年7月8日

【試験名】

PARAMOUNT(Phase 3)〔NCT00789373

【原著】

J Clin Oncol. 2013;31:2895-902. [PubMed: 23835707]

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