【肺がん:一次治療】「ポートラーザ+パクリタキセル+カルボプラチン」vs「パクリタキセル+カルボプラチン」

扁平上皮がんの人が初めての治療を考える場合、「パクリタキセルカルボプラチン」治療に、「ポートラーザ」治療の上乗せを選択することで、奏効率の向上が期待できる。

試験では「パクリタキセルカルボプラチン」治療に、「ポートラーザ」治療を上乗せすることで奏効率が40.0%から48.9%に向上。

無増悪生存期間は「ポートラーザパクリタキセルカルボプラチン」治療を受けた人で5.4ヵ月、「パクリタキセルカルボプラチン」治療を受けた人で5.6ヵ月。

生存期間は「ポートラーザパクリタキセルカルボプラチン」治療を受けた人で13.2ヵ月、「パクリタキセルカルボプラチン」治療を受けた人で11.2ヵ月。

パクリタキセルカルボプラチン」治療に、「ポートラーザ」治療を上乗せすることで、グレード3以上の低マグネシウム血症を5.7%の人が、発疹を経験し2.8%の人が経験した。

【発表】

2017年3月2日

【試験】

Phase 2

【原著】

Clin Lung Cancer. 2017;18:480-488.  [PubMed:28365238]