早期乳がんの女性は、手術を受けた後「2週毎のエピルビシン」投与とし、治療強度を高める選択をしても、5年無再発率の向上は期待しにくい。
試験では、標準治療である「3週毎のエピルビシン」投与を受けた人の5年無再発率は85.9%であったのに対し、投与間隔を狭めた「2週毎のエピルビシン」投与を受けた人の5年無再発率は87.1%であり、治療間に差はなかった(p=0.42)。
主なグレード3以上の有害事象は、「3週毎のエピルビシン」治療の好中球減少症(16%)、倦怠感(5%)。「2週毎のエピルビシン」治療では倦怠感(6%)、感染症(3%)。
【発表】
2017年6月6日
【試験名】
UK TACT2(Phase 3)〔NCT00301925〕
【原著】
Lancet Oncol. 2017; 18: 929 -45. [PubMed:28600210]
【こちらの図鑑も合わせて見る】
【さらに詳しく】