アロマターゼ阻害薬未治療の人は、アロマターゼ阻害薬「フェマーラ」治療にmTOR阻害薬「トーリセル」治療の上乗せを選択しても無増悪生存期間の延長は期待しにくい。
試験では、「プラセボ+フェマーラ」治療を受けた人の無増悪生存期間は9.0ヵ月であったのに対し、「トーリセル+フェマーラ」治療を受けた人の無増悪生存期間は8.9ヵ月であり、治療間に差は認められなかった(p=0.25)。生存期間に関しても治療間に差は認められなかった(p=0.50)。
65歳以下の人では、「フェマーラ」治療に「トーリセル」治療を上乗せすることで、無増悪生存期間が5.6ヵ月から9.0ヵ月に延長(p=0.009)。
【発表】
2012年12月10日
【試験名】
HORIZON(Phase 3)〔NCT00083993〕
【原著】
J Clin Oncol. 2013;31:195-202. [PubMed:23233719]