【高齢者肺がん:一次治療(OS)】「ドセタキセル」vs「ビノレルビン」

70歳以上で、ⅢBまたはⅣ期非小細胞肺がんと診断された人が初めての治療を考える場合、「ドセタキセル」治療を選択しても、「ビノレルビン」治療を選択した場合を上回る無増悪生存期間は期待できても、それを上回る生存期間は期待しにくい。

ドセタキセル」治療を選択することで、グレード3以上の好中球減少症、白血球減少症を経験するリスクが高まる。試験では「ドセタキセル」治療を受けた82.9%の人がグレード3以上の好中球減少症を、58.0%の人がグレード3以上の白血球減少症を経験した。

【発表】

2006年8月1日

【試験名】

WJTOG 9904(Phase 3)

【原著】

J Clin Oncol. 2006;24:3657-63. [PubMed: 16877734]

【さらに詳しく】