KRAS野生型の人が初めての治療を考える場合、「ゲムシタビン」治療に抗EGFR抗体「ニモツズマブ」治療の上乗せを選択することで、生存期間の延長が期待できる。
試験では、「ゲムシタビン」治療に「ニモツズマブ」治療の上乗せと、プラセボの上乗せした人の生存期間が比較された。「ゲムシタビン」治療に「ニモツズマブ」治療を上乗せすることで生存期間が6.0ヵ月から8.6ヵ月に延長(p=0.0341)。無病生存期間は「ニモツズマブ」治療を上乗せによって3.4ヵ月から5.1ヵ月に延長(p=0.0163)。
1年生存率は「ニモツズマブ」治療を上乗せによって19%から34%に向上。1年無病生存率は10%から22%に向上。
【発表】
2017年7月6日
【試験】
Phase 2b〔NCT00561990〕
【原著】
Ann Oncol. 2017, 28; 2142–8. [PubMed: 28961832]