PSA検査によって限局性前立腺がんと診断された場合、「前立腺全摘除術」を選択しても生存期間の延長は期待しにくい。12.7 年(中央値)追跡した結果も結論は変わらず。
12.7年後、「前立腺全摘除術」を受けた人の61.3%、手術を受けずに「経過観察」された人の66.8%が死亡し、治療間に差はなかった(p=0.06)。
「前立腺全摘除術」を受けることで、治療が必要なレベルの勃起障害(5.4%→14.6%)と尿失禁(4.4%→17.3%)が増加した。
【発表】
2017年7月13日
【試験名】
PIVOT(Phase 3)〔NCT00007644〕
【原著】
N Engl J Med 2017; 377:132–42. [PubMed: 28700844 ]
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