【限局性前立腺がん(18年後)】「手術」vs「経過観察」

65歳未満、低リスク、中リスクの人は「前立腺全摘除術」を選択することで、死亡リスクの低下が期待できる。「前立腺全摘除術」を選択することで、前立腺がんによる死亡リスクが下がるのは65歳未満の人と、中リスクの人。

試験では、「前立腺全摘除術」を受けた人と、「経過観察」された人の「全死因死亡」「前立腺がんによる死亡」「転移リスク」について比較。

18年後、「前立腺全摘除術」を受けた人の56.1%が死亡し、「経過観察」された人の68.9%に比べ、統計学的に有意に少なかった(p<0.001)。この効果は、「65歳未満」「低リスク」「中リスク」の人に認められた。

前立腺全摘除術」を受けた人の17.7%が前立腺がんによって死亡し、「経過観察」された人の28.7%に比べ、統計学的に有意に少なかった(p=0.001)。この効果は、「65歳未満」「中リスク」の人に認められた。

【発表】

2014年3月6日

【試験名】

SPCG-4

【原著】

N Engl J Med. 2014 ;370:932-42.  [PubMed: 24597866]

【こちらの図鑑も合わせて見る】

【さらに詳しく】