早期乳がんの女性は、手術を受けた後「タモキシフェン」による治療から始めなくても、「アロマシン」による5年間のホルモン療法を実施すれば、同程度の10年無再発生存率が期待できる。
試験では、術後に5年のホルモン療法として、
(1)「タモキシフェン(2.5〜3.0年)」投与後に、「アロマシン」に切り換え
(2)「アロマシン」5年投与
の2種類のレジメンの無病生存期間を比較。
いずれの術後補助療法も10年無病生存率は67%と、治療間に差はなかった(p=0.39)。
【発表】
2017年7月18日
【試験名】
TEAM(Phase 3)〔NCT00279448 , NCT00032136〕
【原著】
Lancet Oncol. 2017; 18: 1211–1220 [PubMed: 28732650]