【トリプルネガティブ乳がん】「イニパリブ+ゲムシタビン+カルボプラチン」vs「ゲムシタビン+カルボプラチン」

トリプルネガティブの人は、「ゲムシタビンカルボプラチン」治療に「イニパリブ」の上乗せを選択しても、無増悪生存期間の延長は期待できるが、生存期間の延長は期待しにくい。

試験では、「イニパリブゲムシタビンカルボプラチン」治療の無増悪生存期間および生存期間を「ゲムシタビンカルボプラチン」を対照に比較。「ゲムシタビンカルボプラチン」治療に「イニパリブ」を上乗せすることで、無増悪生存期間が4.1ヵ月から5.1ヵ月に延長(p=0.027)。生存期間は「イニパリブゲムシタビンカルボプラチン」治療を受けた人で11.8ヵ月であったのに対し、「ゲムシタビンカルボプラチン」治療を受けた人では11.1ヵ月であり、治療間に差はなかった(p=0.28)。

【発表】

2014年10月27日

【試験】

Phase 3〔NCT00938652

【原著】

J Clin Oncol. 2014;32:3840-7. [PubMed: 25349301]

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