【トリプルネガティブ乳がん:一次治療】「シスプラチン+ドセタキセル」vs「カペシタビン+ドセタキセル」

トリプルネガティブの人は、「シスプラチンドセタキセル」併用療法を選択することで、奏効率の向上が期待できる。

試験では、「シスプラチンドセタキセル」併用療法の奏効率についての「カペシタビンドセタキセル」併用療法を対照に比較。その結果、「シスプラチンドセタキセル」併用療法の奏効率は63.0%と、「カペシタビンドセタキセル」の15.4%に対し、優越性を示した(p=0.001)。

主要評価項目ではないが、無増悪生存期間についても「シスプラチンドセタキセル」併用療法で10.9ヵ月と、「カペシタビンドセタキセル」の4.8ヵ月に対し、優越性を示した(p<0.001)。生存期間についても「シスプラチンドセタキセル」併用療法で32.8ヵ月と、「カペシタビンドセタキセル」の21.5ヵ月に対し、優越性を示した(p=0.027)。

【発表】

2012年12月5日

【試験】

Phase 2

【原著】

Ann Oncol. 2013;24:1219-25. [PubMed: 23223332]