【肝転移大腸がん:術後治療】「FOLFIRI」vs「5-FU+ロイコボリン」

肝転移のある人が転移巣切除術後に「FOLFIRI」治療を選択しても「5-FUロイコボリン」治療を上回る無病生存期間は期待しにくい。

試験では、「転移巣切除術」後に「FOLFIRI」治療を受けた人と、「5-FUロイコボリン」治療を受けた人の無病生存期間(p=0.44)および生存期間(p=0.69)に統計学的に有意な差は認められなかった。「FOLFIRI」治療を受けた50.7%、「5-FUロイコボリン」治療を受けた46.2%の人が2年後も再発なく生存。「FOLFIRI」治療を受けた71.6%、「5-FUロイコボリン」治療を受けた72.7%の人が3年後も生存。

【発表】

2009年6月30日

【試験名】

Phase 3

【原著】

Ann Oncol. 2009;20:1964-70. [PubMed: 19567451]