【HER2陽性乳がん:二次治療】「カドサイラ」vs「タイケルブ+ゼローダ」

ハーセプチン+タキサン系薬剤」の治療歴がある人は「カドサイラ」治療を選択することで「タイケルブゼローダ」治療を選択するより、無増悪生存期間、生存期間の延長が期待できる。試験では無増悪生存期間を6.4ヵ月から9.6ヵ月に延長し、生存期間を25.1ヵ月から30.9ヵ月に延長した。奏効も「カドサイラ」治療を選択した方が期待できる(43.6% vs. 30.8%)。

グレード3以上の有害事象は「カドサイラ」治療の方が現れにくい。試験では「カドサイラ」治療を選択した41%の人に現れた(vs. 57%)。「カドサイラ」治療を選択することで、現れる可能性が高い有害事象は血小板減少症、ATP上昇。逆に低いものは下痢、悪心、嘔吐、手足症候群。

この結果を受けて、米国では2013 年2 月22日、「カドサイラ」が「HER2 陽性転移・再発乳癌の」治療薬として承認された。日本では2013年1月29日、「HER2陽性転移・再発乳がん」を適応として承認申請され、同年9月20日、承認された。欧州では2013年11月22日までに「治療歴のあるHER2陽性の進行乳がん」の適応で承認された。

【発表】

2012年10月1日

【試験名】

EMILIA(Phase 3) 〔NCT00829166

【原著】

N Engl J Med. 2012;367:1783-91. [PMID:23020162]

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