【乳がん:術前治療】「アバスチン+D-FEC」vs「D-FEC」

手術の前の補助化学療法として「D-FEC」レジメンに「アバスチン」の上乗せを選択しても無病生存期間、生存期間の延長は期待しにくい。

試験では、「D-FEC」レジメンに「アバスチン」を上乗せすることで、病理学的完全奏功率が向上するかを検証。「D-FEC」は「ドセタキセル」治療に続いて「5-FUエピルビシンシクロホスファミド」を実施。「アバスチン」は「ドセタキセル」と同時に開始。病理学的完全奏功率については、2015年にLancet Oncologyに発表されている。本発表は、無病生存率および生存率の分析結果。

3.5年の追跡後、無病生存率は「D-FEC」治療のみを受けた人で78%、「アバスチン+D-FEC」治療を受けた人で74%と治療間に差はなかった(p=0.25)。生存率は「D-FEC」治療のみを受けた人で85%、「アバスチン+D-FEC」治療を受けた人で81%と治療間に差はなかった(p=0.19)。

【発表】

2017年4月27日

【試験名】

ARTemis(Phase 3)〔NCT01093235

【原著】

Ann Oncol. 2017; 28: 1817–24. [PMID: 28459938]