【悪性黒色腫:一次治療(PFS)】「キイトルーダ」vs「ヤーボイ」

KEYNOTE-006(Lancet)                     

初めての免疫療法を考える場合、「キイトルーダ」単独治療を選択することで、「ヤーボイ」単独治療を選択した場合より、生存期間の延長が期待できる。

試験では、「キイトルーダ」単独治療(2週ごとまたは3週ごと)の生存期間について、「ヤーボイ」単独治療と比較。追跡期間22.9ヵ月において、「ヤーボイ」単独治療を受けた人の生存期間は16.0ヵ月、「キイトルーダ(3週ごと)」単独治療、「キイトルーダ(2週ごと)」単独治療を受けた人の生存期間は、この時点ではまだ半数以上の人が生存していた。

無病生存期間は、「ヤーボイ」単独治療を受けた人が2.8ヵ月であったのに対し、「キイトルーダ(3週ごと)」単独治療を受けた人で4.1ヵ月、「キイトルーダ(2週ごと)」治療を受けた人で5.6ヵ月と、「キイトルーダ」単独治療を受けた人で有意に長かった。

2年生存率は「キイトルーダ(2週ごと)」治療を受けた人で55%、「キイトルーダ(3週ごと)」単独治療を受けた人で55%、「ヤーボイ」単独治療を受けた人で43%。

【発表】

2017年8月16日

【試験名】

KEYNOTE-006(Phase 3)〔NCT01866319

【原著】

Lancet. 2017 390; 1853-62. [PubMed: 28822576]

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