
アジア人でもHER2陰性HR陽性の人で、ホルモン療法中に病勢が進行した人が、次の治療を考える場合、「フェソロデックス」に「イブランス」の上乗せを選択することで、無増悪生存期間の延長が期待できる。
アジア人では、「プラセボ+フェソロデックス」治療を受けた人の無増悪生存期間は5.8ヵ月であったのに対し、「イブランス+フェソロデックス」併用療法を受けた人では、追跡期間中に半数以上の人が増悪なく生存しており、「イブランス」を上乗せすることで無増悪生存期間が有意に延長することが示された(p=0.0065)。
「イブランス+フェソロデックス」併用療法におけるグレード3または4の主な有害事象は、好中球数減少(92%)、白血球減少(29%)。発熱性好中球減少症は4.1%の人が経験した。
【発表】
2017年4月11日
【試験名】
PALOMA-3(Phase 3)〔NCT01942135〕
【原著】
J Glob Oncol. 2017;3:289-303. [PMID:28831437]
【内部リンク】
- 【乳がん:二次治療】「イブランス+フェソロデックス」vs「プラセボ+フェソロデックス」(中間解析結果)
- 【乳がん:二次治療】「イブランス+フェソロデックス」vs「プラセボ+フェソロデックス」(最終解析結果)
- 【乳がん:二次治療(OS)】「イブランス+フェソロデックス」vs「プラセボ+フェソロデックス」
- ス」
- 【乳がん(閉経後):二次治療】「イブランス+フェソロデックス」vs「プラセボ+フェソロデックス」
- 【乳がん:二次治療(QoL)】「イブランス+フェソロデックス」vs「プラセボ+フェソロデックス」
【外部リンク】