頭頸部扁平上皮がんの人が初めての治療を考える場合、「シスプラチン+アービタックス」による2剤併用療法を選択することで、3剤併用療法に劣らない無増悪生存期間が期待できる。
試験では、「シスプラチン+アービタックス」による2剤併用療法の無増悪生存期間について、「パクリタキセル+シスプラチン+アービタックス」による3剤併用療法に対する非劣性を検証。3剤併用療法を受けた人で7ヵ月であったのに対し、2剤併用療法を受けた人では6ヵ月と非劣性が示された。
グレード3以上の有害事象は、2剤併用療法を受けた人の76%、3剤併用療法を受けた人の73%が経験。グレード4以上の有害事象は、2剤併用療法を選択することで33%から14%に減少(p=0.015)。
【発表】
2017年9月8日
【試験】
Phase 2〔EudraCT 2011-002564-24〕
【原著】
Ann Oncol. 2017;28:2820-2826. [PubMed: 28950305]