【肺がん:維持療法】「タルセバ+アバスチン」vs「アバスチン」

「化学療法+アバスチン」終了後に増悪がなかった人は、「アバスチン」による維持療法に「タルセバ」の上乗せを選択することで、無増悪生存期間の延長が期待できる。

試験では、「タルセバアバスチン」による維持療法の無増悪生存期間を「プラセボ+アバスチン」による維持療法と比較。「アバスチン」による維持療法に「タルセバ」を上乗せすることで無増悪生存期間が3.7ヵ月から4.8ヵ月に延長(ハザード比 0.71; 95%信頼区間 0.58 – 0.86; P < 0.001)。生存期間は「タルセバアバスチン」による維持療法を受けた人で14.4ヵ月、「プラセボ+アバスチン」による維持療法を受けた人で13.3ヵ月と治療間に差はなかった(ハザード比 0.92; 95%信頼区間 0.70 – 1.21; P =0.5341)。

【発表】

2013年10月7日

【試験名】

ATLAS(Phase 3)〔NCT00257608

【原著】

J Clin Oncol. 2013;31:3926-34. [PubMed:24101054 ]

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