【高齢者肺がん:一次治療(OS)】「ゲムシタビン+ドセタキセル」vs「ドセタキセル」

66歳以上で、ⅢBまたはⅣ期非小細胞肺がんと診断された人が初めての化学療法を考える場合、「ドセタキセル」治療に「ゲムシタビン」の上乗せを選択しても生存期間の延長は期待しにくい。

本試験では66歳以上またはPS2の非小細胞肺がんを対象としており、全集団においても「ドセタキセル」治療に「ゲムシタビン」の上乗せを選択しても生存期間の延長は期待しにくい。「ドセタキセル」治療を受けた人の生存期間は5.1ヵ月、「ドセタキセルゲムシタビン」併用療法を受けた人の生存期間は5.5ヵ月であった(p=0.65)。

【発表】

2007年11月1日

【試験】

Phase 3

【原著】

Cancer. 2007;110:2027-34. [PubMed: 17823908]

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