プラチナ製剤を含む化学療法を受けたことがある人が次の治療を考える場合、「イレッサ」治療を選択することで、無増悪生存期間の延長が期待できる。
試験では「イレッサ」治療を受けた人の無増悪生存期間について「ペメトレキセド」治療を受けた人と比較。「ペメトレキセド」治療を受けた人の無増悪生存期間が3.0ヵ月であったのに対し、「イレッサ」治療を受けた人では9.0ヵ月と有意に延長(ハザード比, 0.54; 95% 信頼区間, 0.37-0.79; P=0.0006)。生存期間は「ペメトレキセド」治療を受けた人で18.9ヵ月、「イレッサ」治療を受けた人では22.2ヵ月と治療間に差はなかった(ハザード比, 0.80; 95%信頼区間, 0.50-1.30; P=0.37)。
【発表】
2012年6月6日
【試験名】
KCSG-LU08-01(Phase 3)〔NCT01066195〕
【原著】
Cancer. 2012;118:6234-42. [PubMed: 22674612]