【腎細胞がん:術後治療】「ヴォトリエント600mg」vs「プラセボ」

淡明細胞型の人は手術後に「ヴォトリエント 600mg」治療を選択しても無病生存期間の延長は期待しにくい。

1,135名が参加した試験では、術後に「ヴォトリエント 600mg」治療を受けることが無病生存期間の延長につながるかについて「プラセボ」と比較。1年無病生存率は「ヴォトリエント 600mg」群で85%、「プラセボ」群で76%、3年無病生存率は「ヴォトリエント 600mg」群で67%、「プラセボ」群で64%と治療間に差はなかった(ハザード比, 0.86; 95%信頼区間, 0.70 – 1.06; P =0.1649)。

主な有害事象(グレード3または4)は、高血圧(25%)、ALT上昇(16%)、AST上昇(6%)、下痢(7%)。

【発表】

2017年9月13日

【試験名】

PROTECT(Phase 3)〔NCT01235962

【原著】

J Clin Oncol. 2017 ;35:3916-3923. 〔PubMed: 28902533

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