【肺がん:二次治療】「カルボプラチン+ドセタキセル」vs「ドセタキセル」

一次治療でプラチナ製剤を含まない化学療法を受けた人が次の治療を考える場合、「ドセタキセル」治療に「カルボプラチン」の上乗せを選択しても、生存期間の延長は期待しにくい。

試験では「ドセタキセル」治療に「カルボプラチン」を上乗せすることが、生存期間の延長につながるかを「ドセタキセル」単独治療と比較。「ドセタキセル」単独治療と「カルボプラチンドセタキセル」併用療法の生存期間に差はなかった。

主要評価項目ではないものの無増悪生存期間は「ドセタキセル」治療に「カルボプラチン」を上乗せすることで有意に延長。

カルボプラチンドセタキセル」併用療法中の主な有害事象(グレード3または4)は、好中球減少症(16.4%)。血小板減少症が「カルボプラチン」を上乗せすることで増加。

【発表】

2010年11月19日

【試験】

Phase 3〔NCT00430651

【原著】

BMC Cancer. 2010;10:633. [PubMed: 21092076]