【胃がん:一次治療(OS)】「リロツムマブ+化学療法」vs「化学療法」

RILOMET-1(Lancet Oncol)                   

初めての化学療法を考える場合、「エピルビシンシスプラチンカペシタビン」治療に抗HGF抗体「リロツムマブ」の上乗せを選択しすることで生存期間が短縮する危険性が大きい(ハザード比 1.34, 95%信頼区間 1.10–1.63; p=0.003)。

独立データモニタリング委員会が行った安全性評価で、「リロツムマブ」と化学療法を併用した群の死亡数が化学療法単独群に比べて増加したことが確認され、2014年11月25日、試験の中止が発表された。合わせて日本などのアジア諸国で実施されていた「RILOMET-2」試験も中止することになった。

【発表】

2017年9月25日

【試験名】

RILOMET-1(Phase 3)〔NCT01697072

【原著】

Lancet Oncol. 2017; 18:1467–82. [PubMed: 28958504]

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