「化学放射線療法」に抗EGFR抗体「ニモツズマブ」治療を上乗せしても内視鏡で評価する完全寛解率の向上は期待しにくい。内視鏡および病理学的に評価する完全寛解率は「ニモツズマブ」治療の上乗せによって向上が期待できる。
生存期間は「化学放射線療法」のみを受けた人では11.5ヵ月であったのに対し、「ニモツズマブ+化学放射線療法」治療を受けた人では15.9ヵ月であったが、統計学的には有意な差ではなかった(ハザード比 0.68, 95%信頼区間: 0.44-1.07; p=0.09)。
【発表】
2017年11月24日
【試験名】
NICE(Phase 2)〔NCT01249352〕
【原著】
Eur J Cancer. 2017;88:21-30. [PubMed: 29179134]