サイトメガロウイルス感染症抗体陽性の人が同種造血幹細胞移植を受ける場合、「プレバイミス」による予防を選択することで、サイトメガロウイルス感染症の発生率の減少が期待できる。
嘔吐、浮腫、心房細動または心房粗動がそれぞれ18.5%(vs 13.5%)、14.5%(vs 9.4%)、4.6%(vs 1.0%)の人が経験した。
移植後48週目の全死因死亡率は20.9%(vs 25.5%)。
【発表】
2017年12月6日
【試験】
Phase 3〔NCT02137772〕
【原著】
N Engl J Med. 2017;377:2433-2444. [PubMed: 29211658]
【さらに詳しく】
- 造血幹細胞移植におけるサイトメガロウイルスに対するレテルモビルの予防投与〔NEJM 日本語アブストラクト〕
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