【直腸がん:術後治療(3年DFS)】「FOLFOX」vs「5-FU+ロイコボリン」

フッ化ピリミジン系製剤併用の術前化学放射線療法後に直腸間膜全切除が行われ、病理学的診断でypStage IIまたはIIIとされた人が、手術後の補助療法として「5-FUロイコボリン」に「オキサリプラチン」の上乗せを選択することで3年無病生存率の向上が期待できる。

オキサリプラチン」の上乗せを選択することで、好中球減少症、血小板減少症、倦怠感、感覚神経障害を発現するおそれが増加する。グレード3または4の有害事象の頻度は差があるほど増加しない。

主なグレード3以上の有害事象は、好中球減少症(36% vs 26%)、白血球減少症(8% vs 5%)、発熱性好中球減少症(1%未満 vs 3%)、下痢(1% vs 3%)、悪心(1% vs 1%未満)。

【発表】

2014年9月4日

【試験名】

ADORE(Phase 2)〔NCT00807911

【原著】

Lancet Oncol. 2014;15:1245-53. [PubMed: 25201358]

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