【小細胞肺がん:一次治療】「カルボプラチン+エトポシド」vs「シスプラチン+エトポシド」

70歳以上でPSが0-2または70歳未満でPSが3の人が初めての治療を考える場合、「カルボプラチンエトポシド」併用療法と「シスプラチンエトポシド」併用療法は同程度の生存期間が期待できる。

カルボプラチンエトポシド」併用療法の主なグレード3または4の有害事象は、白血球減少症(54% vs 51%)、好中球減少症(95% vs 90%)、血小板減少症(56% vs 16%)、感染症(7% vs 6%)。

本試験結果を根拠として、日本肺癌学会は『EBMの手法による 肺癌診療ガイドライン』において次のように標準治療を推奨している。

進展型小細胞肺癌(PS 0–2,71歳以上)の標準治療として

進展型小細胞肺癌(PS 3)の標準治療として

ただし、進展型小細胞肺癌(PS 0-2,70歳以下)の標準治療としては、シスプラチンイリノテカン療法(1A)、シスプラチンエトポシド(1B)を推奨しており、進展型小細胞肺癌(PS 4)に対しては「薬物療法は行うよう勧めるだけの根拠が明確でない」としている。

【発表】

2007年6月19日

【試験名】

JCOG 9702(Phase 3)

【原著】

Br J Cancer. 2007;97:162-9. [PMID: 17579629]