【HR陽性乳がん:二次治療】「アロマシン+アフィニトール」vs「アフィニトール」vs「カペシタビン」

非ステロイド性アロマターゼ阻害薬治療後に増悪した、HR陽性HER2陰性の人が次の治療を考える場合、「アフィニトール」単剤治療に「アロマシン」の上乗せを選択しても無増悪生存期間の延長は期待できるが、生存期間の延長は期待しにくい。

アフィニトールアロマシン」治療は「カペシタビン」単剤治療を上回る無増悪生存期間は期待しにくい。

生存期間は「アフィニトール」単剤治療を選択した場合も、「アフィニトールアロマシン」治療を選択した場合も差はない(ハザード比, 1.27;90%信頼区間, 0.95-1.70) 。「カペシタビン」単剤治療を選択した場合も、「アフィニトールアロマシン」治療を選択した場合も差はない (ハザード比, 1.33; 90%信頼区間, 0.99-1.79)。

【発表】

2018年6月3日

【試験名】

BOLERO-6(Phase 2)〔NCT01783444

【原著】

JAMA Oncol. 2018 ;4:1367-1374. [PubMed: 29862411]