【乳がん:術後治療】「TAC」vs「FAC」

リンパ節に転移が確認された人が手術後の化学療法を考える場合、「ドセタキセルドキソルビシンシクロホスファミド(TAC)」レジメンを選択することで、「5-FUドキソルビシンシクロホスファミド(FAC)」レジメンを選択した場合に比べ、5年無病生存率の向上が期待できる。

TAC治療を受けた人の65.5%、FAC治療を受けた人の49.3%が好中球減少症を経験し、(p<0.001)、それぞれ24.7%、2.5%の人が発熱性好中球減少症(P<0.001)、感染症をそれぞれ3.9%、2.2%の人が経験した(P=0.05)。

【発表】

2005年6月2日

【試験】

FASG-05(Phase 3)

【原著】

N Engl J Med. 2005;352:2302-13. [PubMed: 15930421]

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