リンパ節転が確認され、高リスクの人が手術後の治療を考える場合、「AC(ドキソルビシン+シクロホスファミド)→パクリタキセル」治療に「アバスチン」の上乗せを選択しても、5年無浸潤疾患生存率の向上は期待しにくい。
試験におけるうっ血性心不全の累積発症率は「AC→パクリタキセル」治療で1.0%であったのに対し、「AC+アバスチン→パクリタキセル」治療で1.9%、「AC+アバスチン→パクリタキセル+アバスチン」治療で3.0%であった。
【発表】
2018年7月24日
【試験名】
E5103(Phase 3)〔NCT00433511〕
【原著】
J Clin Oncol. 2018 ;36:2621-2629. [PubMed: 30040523]