【BRCA陽性乳がん:二次・三次治療】「タラゾパリブ」vs「主治医による選択」

2ライン以下の化学療法歴があり、BRCA遺伝子陽性の人が次の治療を考える場合、PARP阻害薬「タラゾパリブ」治療を選択することで無増悪生存期間の延長が期待できる。

試験では、主治医によって選択された標準治療(ゼローダビノレルビン 、ハラヴェンジェムザール)を受けた人の無増悪生存期間が5.6ヵ月であったのに対し、「タラゾパリブ」治療を受けた人は8.6ヵ月と有意に延長(p<0.001)。

成熟データではないものの、生存期間には治療間に差は認められなかった(p=0.11)。

奏功率は、標準治療を受けた人で27.7%であったのに対し、「タラゾパリブ」治療を受けた人は62.6%と有意に向上。

グレード3以上の血液毒性は、標準治療を受けた人の38%に発現したのに対し、「タラゾパリブ」治療を受けた人では55%であった。グレード3以上の非血液毒性は、標準治療を受けた人の38%に発現したのに対し、「タラゾパリブ」治療を受けた人では32%であった。

【発表】

2018年8月15日

【試験名】

EMBRACA(Phase 3)〔NCT01945775

【原著】

N Engl J Med 2018;379:753-63. [PMID: 30110579]

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