プラチナ製剤を含む化学療法加療後に増悪した人が次の治療を考える場合、PD-L1発現腫瘍細胞の割合が1%以上であっても「バベンチオ」治療の選択が「ドセタキセル」治療を選択した場合の生存期間を上回ることは期待しにくい。
「バベンチオ」治療を受けた19%の人が治療に奏効し、「ドセタキセル」治療の奏効率12%に比べ、有意に高かった(p=0.011)。
治療関連有害事象を「バベンチオ」治療を受けた64%の人が、「ドセタキセル」治療を受けた86%の人が経験した。そのうちグレード3〜5に絞ると、「バベンチオ」治療を受けた10%の人が、「ドセタキセル」治療を受けた49%の人が経験した。「バベンチオ」治療の主なグレード3〜5の治療関連有害事象は、注射部位の反応(2%)、リパーゼ上昇(1%)。「ドセタキセル」治療の主なグレード3〜5の治療関連有害事象は、好中球減少症(14%)、発熱性好中球減少症(10%)、好中球数減少(10%)。
【発表】
2018年9月24日
【試験名】
JAVELIN Lung 200(Phase 3)〔NCT02395172〕
【原著】
Lancet Oncol . 2018 ;19):1468-1479. 〔PMID: 30262187〕
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