【大腸がん:一次治療】「FOLFIRI+アバスチン」vs「FOLFOX+アバスチン」

初めての化学療法を考える場合、「FOLFIRI+アバスチン」を選択しても「mFOLFOX6+アバスチン」に劣らない無増悪生存期間が期待できる。試験では「FOLFIRI+アバスチン」を受けた人で12.1ヵ月、「mFOLFOX6+アバスチン」を受けた人では10.7ヵ月。日本における試験結果。

生存期間も同程度の効果が期待できる。試験では「FOLFIRI+アバスチン」を受けた人で31.4ヵ月、「mFOLFOX6+アバスチン」を受けた人では30.1ヵ月。

奏効率も同程度の効果が期待できる。試験では「FOLFIRI+アバスチン」で64%、「mFOLFOX6+アバスチン」で62%であった。

FOLFIRI+アバスチン」を選択した場合、全般的に「mFOLFOX6+アバスチン」より重症の有害事象が現れる可能性が高い。代表的な有害事象は、白血球減少症、好中球減少症、下痢、発熱性好中球減少症、静脈血栓塞栓症。試験では「FOLFIRI+アバスチン」を受けた人のうち、それぞれ11%(vs. 5%)、46%(vs. 35%)、9%(vs. 8%)、5%(vs. 2%)、6%(vs. 2%)。「FOLFIRI+アバスチン」を選択した方が少ない有害事象は、末梢神経障害(0% vs. 22%)。

生活の質は「FOLFIRI+アバスチン」を選択した方が良好。

【発表】

2016年5月13日

【試験名】

WJOG4407G(Phase 3)〔UMIN000001396

【原著】

Ann Oncol. 2016 ;27:1539-46. [PMID: 27177863]

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