【急性リンパ性白血病:二次治療(2年OS)】「ベスポンサ」vs「化学療法」

INO-VATE ALL(Cancer)                     

CD22陽性の急性リンパ性白血病と診断され、何らかの治療を受けたことがある人が次の治療を考える場合、「ベスポンサ」治療を選択することで、「化学療法」を選択した場合を上回る2年生存率の向上が期待できる。

ベスポンサ」治療を受けた73.8%(vs 30.9%, p<0.0001)の人が完全寛解(造血回復が不十分な完全寛解を含む)に達し、39.6%(vs 10.5%, p<0.0001)の人が幹細胞移植を受けられる状態になった。

ベスポンサ」による主なグレード3以上の有害事象は血液毒性。肝中心静脈閉塞症/類洞閉塞症候群を14.0%(vs. 2.1%)の人が経験した。

【発表】

2019年3月28日

【試験名】

INO-VATE ALL (Phase 3) 〔NCT01564784

【原著】

Cancer. 2019 ;125:2474-2487. [PubMed:30920645]

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