【腎細胞がん(日本人):二次治療(OS)】「オプジーボ」vs「アフィニトール」

CheckMate 025(Jpn J Clin Oncol)                

進行淡明細胞型腎細胞がんと診断され、1または2ラインの治療を受けた人が次の治療を考える場合、日本人では「オプジーボ」治療、「アフィニトール」治療を選択しても長期の生存が期待できる。日本人の生存期間は45.9ヵ月であったのに対し、他の国も含めた全集団の生存期間は 25.8ヵ月であった。

日本人における「オプジーボ」治療の奏効率は43%で「アフィニトール」治療の8%に比べ、有意に高い。他の国も含めた全集団の奏効率は26%。

【発表】

2019年4月3日

【試験名】

CheckMate 025(Phase 3)〔NCT01668784

【試験参加国】

米国、アルゼンチン、オーストラリア、オーストリア、ベルギー、ブラジル、カナダ、チェコ、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシア、アイルランド、イスラエル、イタリア、日本、ノルウェー、ポーランド、ルーマニア、ロシア、スペイン、スウェーデン、英国

【原著】

Jpn J Clin Oncol. 2019 ;49:506-514.  [PubMed:30941424]

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