【慢性リンパ性白血病:一次治療】「リツキサン+フルダラ+シクロホスファミド」vs「フルダラ+シクロホスファミド」

CD20陽性の人が初めての治療を考える場合、「フルダラシクロホスファミド」治療に「リツキサン」の上乗せを選択することで、3年無増悪生存率、3年生存率の向上が期待できる。

フルダラシクロホスファミド」治療に「リツキサン」の上乗せを選択することで、グレード3および4の好中球減少症、白血球減少症を経験するリスクが高まる。試験ではそれぞれ21%から34%に、12%から24%増加。

本試験と、既治療のCD20陽性慢性リンパ性白血病患者を対象に行ったREACH試験の結果に基づき、2019年3月26日、「リツキサン」が「CD20陽性の慢性リンパ性白血病」にも適応が拡大された。米国では2010年2月18日に承認されていた。

【発表】

2010年10月2日

【試験名】

CLL8/ML17102(Phase 3)〔NCT00281918

【原著】

Lancet. 2010;376:1164-74. [PubMed: 20888994]

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