何種類もの標準治療を受けてきた人が「エンハーツ」治療を受けた結果、腫瘍が縮小した。奏効率はHER2陽性の人で33%、HER2低発現HR陽性の人で28%、HER2低発現HR陰性の人で40%であった。
前治療はHER2陽性の人で、3ライン以下は10%、4〜6ラインは48%、6ライン以上が42%であった。HER2低発現HR陽性の人では、3ライン以下は9%、4〜6ラインは34%、6ライン以上が56%であった。HER2低発現HR陰性の人では、3ライン以下は35%、4〜6ラインは53%、6ライン以上が12%であった。
「エンハーツ」治療の主な治療関連有害事象(グレード1〜4)は倦怠感(33%)、結膜炎(31%)、ドライアイ(31%)。71%の人が眼の有害事象(グレード3:7%)を経験した。
【発表】
2019年6月27日
【試験】
Phase 1〔NCT02277717〕
【原著】
Lancet Oncol. 2019 ;20:1124-1135. [PubMed: 31257177]