【RAS野生型大腸がん:一次治療】「FOLFOX+ベクティビックス」vs「5-FU+ロイコボリン+ベクティビックス」

RAS野生型の人が初めての治療として「FOLFOXベクティビックス」6サイクル終了後の治療を考える場合、 「5-FUロイコボリンベクティビックス」を選択することで、「FOLFOXベクティビックス」治療を選択した場合と同程度の9ヵ月無増悪生存率が期待できる。日本で行われた試験結果。

グレード2以上の末梢神経障害は、「FOLFOXベクティビックス」治療を継続した人の35.7%が経験したのに対し、「オキサリプラチン」を中止し、「5-FUロイコボリンベクティビックス」治療に変更した人では9.3%に留まった。

【発表】

2019年8月21日

【試験名】

SAPPHIRE(Phase 2)〔NCT02337946

【原著】

Eur J Cancer. 2019 ;119:158-167. [PubMed:31445198]