【結腸がん:術後治療】「3ヵ月」vs「6ヵ月」

日本でStage IIIと診断された人が術後補助化学療法の期間を考える場合、「3ヵ月」を選択することで、「6ヵ月」に比べ、3年無イベント生存率を低下させることなく、3年間持続する末梢神経障害の発現率低下が期待できる。

さらに末梢神経障害の発現率はCAPOXレジメンでより少ない。FOLFOX3ヵ月治療を受けた人は15.7%の人が3年間持続する末梢神経障害を経験したのに対し、CAPOX3ヵ月治療を受けた人で経験した人は7.9%であった(p=0.04)。FOLFOX6ヵ月治療を受けた人は34.1%の人が経験したのに対し、CAPOX6ヵ月治療を受けた人で経験した人は21.0%であった(p=0.02)。

【発表】

2019年9月12日

【試験名】

ACHIEVE(Phase 3)〔UMIN000008543

【原著】

JAMA Oncol. 2019;5:1574-1581. [PubMed: 31513248]

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