【頭頸部がん:一次治療】「化学療法+アバスチン」vs「化学療法」

初めての治療を考える場合、化学療法(ドセタキセルシスプラチンドセタキセルカルボプラチン5-FUシスプラチン5-FUカルボプラチン、)に「アバスチン」の上乗せを選択しても生存期間の延長は期待しにくい。

化学療法に「アバスチン」の上乗せすることで奏効率が24.5%から35.5%に向上した(p=0.016)。しかし、グレード3〜5の有害事象の発現率が0.5%から6.7%に増加し(p<0.001)、治療関連死率は3.5%から9.3%に増加した(p=0.022)。

【発表】

2019年10月16日

【試験】

E1305(Phase 3)〔NCT00588770

【原著】

J Clin Oncol . 2019 ;37:3266-3274. [PubMed: 31618129]