【去勢抵抗性前立腺がん:一次治療】「タスキニモド」vs「プラセボ」

去勢抵抗性で、化学療法を受けたことがない人は、「タスキニモド」治療を選択することで、画像学的無増悪生存期間の延長が期待できるが、生存期間の延長は期待しにくい。

試験では画像学的無増悪生存期間を4.4ヵ月から7.0ヵ月に延長。しかし、生存期間は「タスキニモド」治療を受けた人は統計学的に有意な差には至らなかったものの短かった(21.3ヵ月v s. 24.0ヵ月)。

この結果を受けて「タスキニモド」の前立腺がんにおける開発は中止された。

【発表】

2013年6月13日

【試験名】

10TASQ10(Phase3)〔NCT01234311

【原著】

J Clin Oncol. 2016 ;34:2636-43. [PubMed:27298414]

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