【大腸がん:三次治療】「CAPOX(2週コース)」vs「CAPOX(3週コース)」

オキサリプラチン」ベースのレジメンを含む治療を3ライン以上受けたことがある人では、1週投薬後、1週休薬する「CAPOX」治療を選択しても、治療成功期間、無増悪生存期間、成功期間の延長にはつながりにくい。試験では2週投薬後、1週休薬する「CAPOX(2週コース)」を「CAPOX(3週コース)」と比べ、治療成功期間はどちらの治療でも3.4ヵ月、無増悪生存期間は2週コースが3.4ヵ月、3週コースが4.3ヵ月、生存期間は2週コースが9.2ヵ月、3週コースが12.1ヵ月.。

グレード3または4の主な有害事象は倦怠感、神経障害、下痢。試験では倦怠感が2週コースで21.7%、3週コースで27.3%。下痢が2週コースで21.7%、3週コースで27.3%。下痢と神経障害は3週コースで9.1%。

【発表】

2015年10月16日

【試験名】

ORION(Phase2)

【原著】

Int J Clin Oncol. 2016;21:566-72.  [PubMed:26475356]