【KRAS陽性肺がん:二次治療】「セルメチニブ+ドセタキセル」vs「ドセタキセル」

KRAS遺伝子変異陽性で、一次治療を受けたことがある人が次の治療を考える場合、「ドセタキセル」治療にMEK阻害薬「セルメチニブ」の上乗せを選択しても無増悪生存期間の延長は期待できても、生存期間の延長は期待しにくい。

セルメチニブドセタキセル」治療を受けた人の37%が治療に奏効した(vs 0%、p<0.0001)。

セルメチニブドセタキセル」治療を受けた人の82%がグレード3以上の有害事象を経験した(vs 67%)。「セルメチニブドセタキセル」治療による主なグレード3または4の有害事象は好中球減少症(67% vs 55%)、発熱性好中球減少症(18% vs 0%)、呼吸困難(2% vs 12%)、無力症(9% vs 0%)。

【発表】

2012年11月28日

【試験】

Phase 2〔NCT00890825

【原著】

Lancet Oncol. 2013;14:38-47. [PubMed: 23200175]

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