【大腸がん:一次治療(PFS、OS)】「ロンサーフ+アバスチン」vs「カペシタビン+アバスチン」

強力な化学療法が適応とならない人が初めての治療として「ロンサーフアバスチン」治療を受けた結果、9.2ヵ月間増悪なく、生存し、18ヵ月生存した。「カペシタビンアバスチン」治療を受けた結果、7.8ヵ月間増悪なく、生存し、16.2ヵ月生存した。

ロンサーフアバスチン」治療を受けた人の47%がグレード3以上の好中球減少症を経験した(vs 5%)。「カペシタビンアバスチン」治療を受けた人の12%がグレード3以上の手足症候群(vs 0%)、8%がグレード3以上の下痢(vs 1%)を経験した。

【発表】

2020年6月1日

【試験名】

TASCO1(Phase 2)〔NCT02743221

【試験参加国】

オーストラリア、ベルギー、ブラジル、デンマーク、フランス、ドイツ、イタリア、オランダ、ポーランド、ロシア、スペイン、英国

【原著】

Ann Oncol . 2020 ;31:1160-1168.  [PubMed: 32497736]